園見学では、どこを見ればよい?
園見学に行こうと決めても、「何を見ればよいのだろう」「何を質問すればよいのだろう」と迷う方もいらっしゃると思います。
建物や設備、園庭の広さなどは、目に入りやすいところです。ただ、自分が働く場所として考えるなら、子どもと職員の関わり方や、一日の仕事の流れにも目を向けてみてください。
今回は、園見学で確かめておきたいポイントをお伝えします。
子どもたちに、どのように関わっているか
まず見ていただきたいのは、職員が子どもたちに関わる姿です。
子どもの話をどのように聞いているか。困っている子や、活動に参加したくない子に、どのような言葉をかけているか。そうした場面には、その園が大切にしている考え方が表れます。
楽しそうな活動の内容だけでなく、日常のやり取りにも目を向けてみてください。
「自分もこんなふうに子どもと関わりたい」と思えるかどうかは、園を選ぶうえで大切な視点です。
職員同士が、どのように仕事をしているか
職員同士の声のかけ方や、助け合う様子も、働く環境を知る手がかりになります。
忙しい場面でどのように連携しているか、分からないことを相談できそうか。案内してくれる人だけでなく、園内で働く職員の様子にも目を向けてみましょう。
ただし、短い見学だけで人間関係のすべてが分かるわけではありません。気になったことがあれば、「困ったときは誰に相談できますか」「入職後はどのように仕事を教えてもらえますか」と、具体的に聞いてみるとよいでしょう。
自分が働く一日を想像できるか
見学中に、「自分がここで働くとしたら」と考えてみてください。
出勤してから、どのような仕事をするのか。保育の準備や記録はいつ行うのか。休憩はどのように取るのか。一日の流れが分かると、働く姿を想像しやすくなります。
例えば、次のような質問が考えられます。
- 一日の仕事の流れを教えてください。
- 保育の記録や準備は、いつ行っていますか。
- 休憩中は、誰がクラスに入りますか。
- 入職後は、どのような仕事から担当しますか。
経験のある方も、園によって仕事の進め方は異なります。「前の園ではこうだった」と決めつけずに確認することが大切です。
求人票の言葉を、具体的に確かめる
求人票や採用サイトに書かれた内容も、見学や面接で詳しく聞いてみましょう。
例えば、「研修が充実」とあれば、研修の内容や参加する時間について。「残業が少ない」とあれば、普段と行事前でどのくらい違うのかについて。実際の運用を聞くと、働き方への理解が深まります。
給与や休日、勤務時間についても、分からないままにしておく必要はありません。その場で詳しい説明が難しい場合は、いつ、誰に確認すればよいかを聞いておきましょう。
一度の見学で、すべてを判断しなくても大丈夫
見学する時間帯や、その日の活動によって、見える園の姿は変わります。
静かだったから落ち着いた園、忙しそうだったから余裕のない園、と一つの場面だけで判断するのは難しいものです。
見学後は、「よいと感じたこと」「気になったこと」「まだ分からないこと」を簡単にメモしておくと、ほかの園と比較するときにも役立ちます。分からなかったことは、後から質問して確かめましょう。
園見学は、園のよいところを探すだけでなく、自分が大切にしたい働き方や保育と合っているかを確かめる機会です。
栗の実グループの見学でも、気になることは遠慮なくお尋ねください。働く場所として知っておきたいことを、一つずつ確認していただければと思います。
次回は、「給与や休みのこと、面接で聞いてもよい?」を取り上げます。
